つれづれなるままに

気付けばミサトさんと同い年

セックスフレンド

この歳になって初めてセフレを作った。

というか、誘いを受けたんだけど。

最初は無い無い、と思ってたけど、私には人生は何事も経験だって思う節がある。それ故に、この先一生の中でセフレがいない人生と、いる人生、どちらがいいのか考えてみたら、興味がわいた。

 

相手は同い年の既婚者。もちろん、愛などそこに存在しない。

そしてセックス自体が好きではない。さして必要な行為とは思わない。特定の相手がいたら別だけど。

 

世間で言うところの不倫、にあたるのだろう。訴えられようもんなら、社会的制裁だって食らうだろう。それでもどうして興味がわいたのか。

おそらく今読んでる小説かもしれない。

村山由佳「ダブル・ファンタジー」

その前は放蕩記を読んでいて、すっかりダーク村山由佳に染まってしまっている、ってわけ。かな。簡単に言うと興味本位。

 

派生すると不倫自体も初めてではない。過去に二度経験している。

まさに、二度あることは三度あり、そのもの。

一度目は興味本位。二度目は、恋だった。しかも一度目で相手の奥さんが出てくるという、お決まりのパターンを経験もしている。

それでも何故、また同じ過ちに足を踏み入れているのか。

 

別に彼じゃなくてもいい。彼のことを愛しているわけでもない。

欲だけで繋がっている関係。普段どんな生活を送って、何を好んでしているかも知らない。興味なんてない。そんな、動物の本能だけで繋がっているのも悪くないかなと思っている。

寂しさともまた違う。

別の自分との、出会い、そんなところだろうか。奥さまにバレないかとそれだけは気がかりだけれど、別段罪悪感も無い。だって愛が無いから。愛を求めてなどいないから。

そんな自分勝手な詭弁ばかり並べて、次の逢瀬までに自分の欲求を見つめるのであった。